時代は令和に入りましたが、平成でもなく、その前の昭和53年に18歳で歌手としてデビューした石川ひとみさん。
歌はうまいはかわいいわで、デビュー当時から大人気で多くのグラビアの表紙を飾っていました。
そんな石川ひとみさんの代表曲といえば「まちぶせ」。
タイトルを聞いただけでマイクを持って歌いだしちゃう、昔お姉さんだった人たちがたくさんいるのではないでしょうか?
みんな一緒に年を取るわけで、石川さんもその後ご結婚をされ、今や還暦というご年齢です。
今日はそんな石川ひとみさんのその後についてお送りいたします。
目次
石川ひとみが夫との間に子供を作らなかったのは肝炎が原因か
石川ひとみさん。1959年9月20日に愛知県名古屋市生まれです。
2019年現在の年齢は60歳。還暦です。
先ほどお伝えしたようにデビューは1978年、シングル右向け右
で歌手としてデビューしました。
二枚目のシングルはくるみ割り人形
でしたね。
今でもYoutubeで動画を観ることができます。
同期では今も活躍する石野真子さんや、中原理恵さん、高見知佳さんなどがいます。
懐かしい名前ですねぇ。
石野真子さんについては記事がありますのでよかったらお読みください。
石野真子の結婚と子供は?昔の旦那は長渕剛?離婚と再婚?妹は現在?実家が?
石川ひとみさんはとてもかわいらしいルックスに、今でも話題になる髪型でコツコツと人気を伸ばします。
石川ひとみさんの髪型に関しては、ひとみさんから2年後の1980年に松田聖子さんがデビューしますが、聖子ちゃんカットは石川ひとみさんの方が早かったと思います。
さて、石川さんは歌手とグラビアモデルとして人気を得て、デビューから3年後にリリースしたまちぶせ
がとにもかくにもロングヒット。
今でも歌い継がれていることを思うと、本当に超ロングヒットですよね。
その後演技の道にも進んで、女優業もされています。
ほかにも司会や、こども番組などに出演したりと芸能界で活躍を見せましたね。
石川ひとみが結婚した夫は?
石川ひとみさんが結婚したのは、1993年、34歳の時でした。
お相手は山田直毅さんです。
山田さんはシャンソン歌手、作曲家、音楽プロデューサーという多才な方です。
キャンディーズのバックバンドとしてギターも弾いていました。
山田さんのお母さんが演歌歌手で浪曲(ろうきょく)師の天津羽衣
という方ですので、カエルの子はカエルで音楽の世界に入ったのでしょう。
石川ひとみと夫の馴れ初めは?
石川ひとみさんの旦那さんである山田直毅さんは、先ほどお伝えしたように音楽プロデューサーですので、妻の石川さんの曲から8曲もの作曲や編曲を手がけました。
いつわり
、坂道
、秘密の森
などが山田直毅さんの手によるものです。
また、石川ひとみさんとは所属事務所も同じで、石川さんのバッグバンドのバンマスもされていました。
そんな関係がいつしか愛情に代わって行ったのでしょうね。
石川ひとみの肝炎との闘病
それは結婚前にさかのぼります。
まちぶせ
が大ヒットした1981年からほんの6年後のことでした。
当時のひとみさんの年齢は27歳。
1987年のある日、ひとみさんは起き上がろうとしても起きれず、ものすごいめまいに襲われたそうです。
病院を受診したところ、「B型肝炎」と診断されました。
石川ひとみがかかったB型肝炎とは
石川ひとみさんが罹患したB型肝炎。
この病気はどのような症状なのでしょうか?
このウイルスは、体に入ると肝炎をおこし、長く肝臓にすみついて(慢性化・キャリア化)、肝硬変や肝臓がんをおこします。毎年約2万人がかかっています。非常に感染力が強いウイルスで、感染経路はB型肝炎を持った母親からの分娩の時に子どもにうつったり(母子感染)、父親や家族や友人、ウイルスに汚染された血液の輸血や性行為などでの感染(水平感染)が知られています。
B型肝炎 – Know VPD! http://www.know-vpd.jp/vpdlist/kanen_b.htm
このように肝硬変や肝臓がん
になる恐ろしい病気だということがわかります。
それからひとみさんは入院し、24時間の寝たきりの状態だったそうです。
歩くこと、頭を使うこと、大好きな音楽を聞くこともできなかったそうで、辛い闘病生活が伺えます。
しかしひとみさんはリハビリを一緒懸命頑張って歩くことができるまでに回復しました。
そんな努力を重ねて回復したひとみさんを、さらに辛い出来事が襲います。
石川ひとみを追い詰めた偏見とクビ
石川さんを追い詰めたのは、病気だけでなく、周囲の偏見や差別でした。
例えば、ファンと握手をしてるとそれを見た人から病気が移る
と言われたり、通っていたプールでは感染するから、彼女をやめさせて
と言われたこともあったそうです。
病気だけでも辛いのに、周囲の偏見や心無い言葉で石川さんはどれだけ傷ついたことでしょう。
さらに追い討ちをかけたのは、所属事務所からの解雇通告でした。
こうして身も心も絶望的になった石川さんを支えたのは、後に夫となる山田直毅さんでした。
山田さんは、ひとみさんに
ひとみは、歌の人だ
といって励ましたそうです。
その言葉によってひとみさんも、私には歌がある、絶対にまたステージで歌う
という強い気持ちを持つことができ、こうして絶望の淵から立ち直りました。
そして病気は回復し、その自然な流れで石川さんと山田さんは結婚しました。
愛の力は強いなあと感じますね。
私にもそんな愛を!と思う人多数ですね。
石川ひとみがこどもを持たなかった理由
石川ひとみさんがB型肝炎のキャリアだと知らされたのは、発症から1~2年前、25~26歳のころだったそうです。
経路は母子感染だったそうです。
山田直毅さんとひとみさんの間に子供はいません。
その理由は、ひとみさん自身が母子感染でB型肝炎になったため、子供に感染させないために、自身では子供を持たなかったといわれています。
実はこれは、本当かどうかわかっていません。
しかし、B型肝炎にはこのような事実があります。
母親のHBe抗原が陽性のとき,子どもへのウイルスの感染率はほぼ100%
アディーレ法律事務所 https://www.adire-bkan.jp/faq/kanen_04.html
このため、ひとみさんはご自分のお子さんにも感染するかもという不安から、子供を作らなかったという噂があります。
しかしB型肝炎は1986年の母子感染防止事業によってワクチンや抗ウイルス薬によって対応が可能となっています。
ですのでひとみさんも感染の不安なく子供を持とうと思えば可能だったと思いますが、それよりもご自身の闘病によって断念するしかなかったのかもしれません。
余談ですがよく話題になる石川ひとみさんの髪型、B型肝炎の治療により髪の毛が抜けてしまい、ウイッグを着けて活動しています。
実際にひとみさんがどうして子供を作らなかったのか、その真実はわかりません。
それでも、子供がいなくても、夫に支えられながら大好きな歌を歌っていくことができ、ひとみさんご自身は幸せなのではないでしょうか。
人の幸せは物差しで測れませんので、命があって歌が歌えて、病気のことを人に伝えていく活動ができるだけで、石川ひとみさんは満足なのかもしれません。
石川ひとみは現在はどうしている?
18歳でデビューし、人気絶頂期にB型肝炎を発症し、長い闘病生活を送ることになった石川ひとみさん。
この病気によって事務所から解雇通告を受け、実質的に芸能界引退ということになりました。
しかしひとみさんはつらいリハビリを頑張り、病を克服し、1988年に芸能界に復帰します。
その後の活躍は歌手だけでなく、NHKなどでファミリー向けに活動をされています。
ニャンちゅうのお姉さん役もしていました。
闘病生活を支えてくれた今のご主人、山田直毅さんとは1993年に結婚し、現在は東京の目黒区や渋谷区周辺に住まいがあると言われていますs。
現在はテレビなどの芸能活動では表舞台に立ってはおりませんが、ご自分の体験談を生かした肝炎やエイズの講演活動を積極的にされています。
石川ひとみさんという、病気の当事者でありながら著名人である人の講演によって、多くの肝炎やエイズに偏見や差別を持った方が減っていくことでしょう。
あんなに可愛かった石川ひとみさんももうすぐ還暦。
現在の画像を見てみるととても還暦とは思えないくらい若々しく、美しいです。
きっと、つらい闘病を乗り越え、大好きな歌や芸能界のお仕事をして、充実した毎日を送っているからなんでしょうね。
石川ひとみはエホバの証人?
余談ですが、石川ひとみさんがエホバの証人だという噂があります。
エホバの証人とはキリストの再臨と千年王国の出現を信じ、現実の制度を否定して、19世紀後半のアメリカに発生した宗派です。
ニューヨークのブルックリンに本部があります。
特徴として、エホバは輸血の禁止等などがあります。
噂では芸能界では堂本光一さんや矢野顕子さんをはじめとする、多くの有名人が入信していると言われています。
しかし、石川さんがエホバに入っているという事実確認は一切とれておらず、今の段階では単なる噂にすぎません。
もしかすると病気のことで、エホバの輸血の禁止などが関連付けされただけかもしれません。
あるいは病気になってしまった時に誰かに誘われたのかもしれません。
また、もしかしたら真実かもしれません。
このようにまだまだ興味が尽きない石川ひとみさん。
2019年には新しいアルバムも発売していますし、コンサートやライブ、ディナーショーなども精力的に行われています。
詳しくは公式サイトをご覧になるとよいかと思います。
これからはぜひテレビにもたくさん出演して、B型肝炎という病気についての正しい知識を広めてもらいたいと思いますし、もし可能であれば、またまちぶせ
を歌う石川ひとみさんの姿を観てみたいですね。
60歳を迎え、これからますます石川ひとみさんの活躍を期待したいと思います。